NODEで初めてCX/UXデザイナーとして入社した野口 明日香。「学生時代、ウェブは嫌いだった。でも今は天職だと思っている」と話す彼女に、コンサルタントの業務の中でデザイナーが担う役割や、仕事でやりがいを感じる瞬間について詳しく聞いていきます。
大学卒業後はフリーターをやっていました。そのうち学生時代のバイト先の会社の人に「知り合いがデザイナーを探しているからどう?」と声を掛けられて、ブライダル会社に入社してインハウスのデザイナーに。その後も4社でウェブデザイン、アートディレクション、場合によってはコーディングまで行っていました。
大学時代は空間デザインを勉強していて、手で触われないウェブ系が嫌いだったんです。形あるプロダクトや模型を作りたい、手に職をつけたいと思っていたので。でも、もう10年以上ウェブ業界にいます、好きと天職は違うんだなって最近気づきました。デザイナーは天職だと思っています。
求人サイトでCX/UXデザイナーの募集を見つけて応募しました。これまでウォーターフォール型のプロジェクトに関わることが多くて、もうちょっとアジャイル型で、上流のクライアントに相対する瞬間から関わりたいなと思っていました。デザイン業界だと厳しいのかな、それならもういっそコンサルに入った方が早いのかなと思って、未経験ですが、コンサル業界に入ったという感じですね。
NODEは裁量が多く自由に働けそうな社風が気に入って、入社後もそのイメージは変わりません。基本的に受け身な人は合わない、常に勉強や発信をしている人が合う会社で、自分には合っているかなと思っています。
金融系と自動車メーカーのプロジェクトを担当しています。クライアントミーティングにはできるだけ出て、課題を直接キャッチアップするようにしています。プロジェクトメンバーとビジネスの観点を話し合いながら、エンドユーザーの目線もしっかり持ってプロトタイピングを行っていきます。それをユーザー調査で分析し、ブラッシュアップしていく業務が基本的に多いですね。またCX/UXデザイナーの後輩の育成もやっています。
最近できるようになってきました。私、入社して1年半は肩書がコンサルタントだったんです。騙されたと思いました(笑)。企画業務も担当してきましたが、今はCX/UXデザインに集中できる環境に身を置かせてもらえています。
自分なりに考えた仮説でプロトタイプを作って、概ねクライアントに合意いただいてからユーザー調査に入るのですが、そのときにクライアントから「これいいですね。こんなのが欲しかった」と言われるときでしょうか。もちろん仕事なので若干リップサービスもあるでしょうが、仮説が当たった、ちゃんとクライアントとベクトルを合わせられた、と感じられてやりがいがありますね。
人材業界のクライアントのプロジェクトで、新しいサービスを検討したときです。個人の培ってきたスキルやキャリアを可視化できるサービスがいいのではないかと考えて、そのアイデアを盛り込んだプロトタイプを作ったところ、エンドユーザーにいちばん刺さったんです。とてもうれしかったですね。
この年齢なので、ある程度のベーススキルはあるとは思っています。その上で、プロトタイプや新しいサービスを作る上で必要なのは、世に出ている新しいサービスを常時キャッチアップすることだと思っていて、クライアントよりも早くキャッチアップして情報提供するぐらいのスピードを心掛けています。ニュースを毎日チェックして、アプリがリリースされたら、まず自分でダウンロードして可能な範囲まで触ってみる。良いポイントを確認し、周囲にシェアするというのは欠かさずやっています。トレンドはユーザーにすぐ浸透していくので、その技術をプロジェクトでうまく活用できないか、他の見せ方はないか、常に考えています。
スピード命です。クライアントと打ち合わせたら、そこで出たニーズとユーザー視点を持って考え、まず初期仮説のプロトタイプをバーっと作ってしまう。その作業を寝かさずに、できるだけその日のうちにやって、コンサルタントに出すようにしています。実際に絵にすることで、思考も進んで、早くクライアントにも提出できるじゃないですか。
クライアントの要望とコンサルタントの意見を自分なりにブレンドして、エンドユーザーに繋がる形にするのが私の仕事。自分は絵にして早く出す、そして違っているところを直していく、20%から80%に持っていくための作業をひたすら回しています。最終的には、顧客が使うかどうかの世界ですから。
最近、社長の金さんに気持ち悪いぐらい褒められることがあるんです。「すごいぞ、プロトタイプでいろいろ刺さっているということは大きな前進だ!」って。気が付いたらめちゃくちゃ画面いっぱいになってることもありますが、がんばろうって思います。
10 年ぐらい目標に掲げていることが1つあって。「野口さんがいれば何とかなる」みたいな人になりたい。デザインに限らずいろんな情報を仕入れて、「この人がプロジェクトにいれば何とかなる」という人になれれば、いろいろな案件を横断できるからです。飽き性なので、いろんなところを周っていく方が楽しいし、スキルも身に付くし、自分の成長にもつながります。
働く上でのベースとして、目の前の仕事をするのは当たり前で、全然興味がないことも含めて知識を仕入れて、何かの形で出せるように心掛けています。「この人詳しいからこの案件に入れよう」「一緒にあいさつに行ってみるか」のちょっとしたきっかけから、どんどんできることに変わっていく。いつか趣味の絵も仕事にと思っています。
1990年、東京都生まれ。多摩美術大学 造形表現学部卒。クリエイティブに触れる時間は絶対大事で、休日は絵を描いたり、キャラクターグッズを作ったり。ゲームはアクションホラーが好きで、バイオハザードは今もよくタイムアタックしている。飲みは無理でもゲームなら今でもオールできる。
企業変革のために、人の「NODE」をつなぐ流儀
金 均
代表取締役
諦めず、泥臭く。クライアントとユーザーの幸せを求めて
合田 未怜
NODE 取締役 コンサルティング事業担当
約束以上の成果を。もがいて見つけた一つの答え
豊永 泰士
シニアディレクター
ミッドライフクライシスに葛藤しつつ、価値創出に力を尽くす
細井 睦弘
マネージャー
立場を越えたアイデアで、顧客を幸せにするサービスを
伊藤 英里
マネージャー
話術が得意の営業から、飛び込んだコンサル道
栗原 賢
ディレクター
未体験の挑戦を続けて、自己の可能性を広げていく
森 ゆき
Webディレクター
コンサルの世界で、見習いからコンサートマスターへ
山内 健太郎
ディレクター
立ち止まらず手を動かし続け、前へ進んでいく
田中 駿祐
ディレクター
高い視座と深い思考力、自分の強みを求めて
伊藤 翔一郎
ディレクター
物事の本質を見つめ、良い社会を作っていく
谷相 圭一
マネージャー
考え抜き、経験を積み、勝率を上げていく
加藤 拓斗
マネージャー
「なかった頃には戻れない」という物やサービスを世に出すために
石田 直行
ディレクター
おしゃれなものの社会的価値を上げる第一人者になりたい
市川 由佳
コンサルタント
チームや事業をリードできる人材になりたい
米川 諒
シニアコンサルタント
顧客に誠実に、本質的な課題解決をしていきたい
井上 亜美
コンサルタント
デザイン思考を実践し、仕事と人の縁をつないでいく
足利 洋城
シニアコンサルタント
思考と経験を積み上げ、いつか夢をかなえる
林 美雨
コンサルタント
人のサポートをしたい。常に成長し続けていたい
嶋村 知美
アクセラレーター
新しいことに挑戦して、仕事にワクワクしていたい
竹澤 幸
アクセラレーター
情報、人、会社、そして歴史をつなぐ観察眼
相澤 利彦
顧問・イノベーションプロデューサー
人に価値をもたらす最後の一手はカルチャーを生み出す力
竹内 崇也
エグゼクティブディレクター
複業を楽しくするニュートラルな選択
堀込 泰三
客員ディレクター
人と環境の間に生まれる意味を、コミュニティにつなぐ
前田 俊幸
コンサルタント
ルールの最小化で創造性を導く、インフラ構築を
西澤 篤央
コンサルタント