Column - コラム

世界に先駆け100%循環経済への移行を掲げる

環境先進都市アムステルダム視察
~社会に溶け込むサーキュラーエコノミーの成功例~

記録的大雨による洪水や土砂崩れ

大型台風やハリケーンによる街の壊滅

人体に危険が及ぶほどの異常な猛暑・・・

世界各地で異常気象による災害が頻発しています。それは日本も例外ではなく、目を覆いたくなるような陰惨な光景を目にすることが増えました。

異常気象を引き起こす原因は、まぎれもなく温室効果ガスによる地球温暖化です。世界の平均気温は、18世紀の産業革命の頃に比べて1℃上昇。たった1℃の上昇でも大気中の水蒸気量は約7%増えるため、豪雨など甚大な災害が増えるのです。

現在の経済活動を続けると、21世紀末には4℃以上の気温上昇が予測されています。急激な自然環境の変化、ひいては生命の危険にもつながる危機に世界が直面しているなか、世界の国々が温室効果ガスの排出を削減し、最終的にはゼロにする活動が始まっています。

2015年にフランス・パリで、世界200カ国が集まって開催されたCOP21(国連気候変動枠組条約締約国会議)では、国際社会全体で温暖化対策を推進する「パリ協定」を締結。主目的は、

▶世界の平均気温上昇を2℃より低く抑え、1.5℃に抑える努力を追求するには、2050年までに脱炭素化する

▶その実現のために、できるかぎり早く世界全体で温室効果ガス排出量を実質的にゼロにし、脱炭素化を目標とする

ということです。

世界各国が2050年に向けて取り組みを遂行しているなか、オランダの首都・アムステルダムでは世界の都市に先駆けて

「2050年までに完全なるサーキュラーエコノミー都市になる」

を宣言。「Circular Economy(サーキュラー エコノミー)」とは日本語で循環型経済という意味の経済システム。それは、地球温暖化を解決するための方法として存在しています。

・ものを大切に使う
・不要物を処分せず、違った使い方で新しい命を吹き込む
・アップサイクルによってものに付加価値をつける
・CO2排出抑制のために、新たなものを極力作らない

など、温室効果ガスの排出ゼロに向けたプロジェクトが街の至るところで推進されています。

循環型社会を軸にした都市構想と社会改革を並行するアムステルダムの“今”。弊社スタッフが現地で実際に見て感じた、サーキュラーエコノミーの秀逸な事業やサービスをご紹介します。

<目次>
Ⅰ.  サーキュラーエコノミーとは
Ⅱ. アムステルダムとサーキュラーエコノミー
Ⅲ. 視察内容
 1. QO Amsterdam
 2. Restaurant de Kas
 3. MUD JEANS
 4. NUDIE JEANS
 5. Pllek
 6. Faralda Crane Hotel
 7. STRAAT Museum
 8. De Ceuvel
 9. Tony’s Chocolonely
 10.Fashion for Good
 11. Little Plant Pantry
 12. WormenHotel
 13. GreenPee

(視察内容より一部抜粋)

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