Member Interview - メンバーインタビュー

状況は変わる、変えられる。
だから諦めず、粘り強く前へ

田中 大生(Taiki Tanaka)
NODE コンサルタント

前職で株式上場を果たし、「燃え尽きたのかもしれません」と振り返る田中 大生。IPOのため多くの業務を兼任していた環境から、再びマーケティングに専念するためにNODEへの転職を決意した彼に、これまでの仕事で培った信条、転職者から見たNODEというコミュニティ、これからの目標について語ってもらいました。

IPOの激務で燃え尽き、
マーケティングへの思いが新たに

Q 転職を考えた経緯は?

前職は住宅設備のEC販売・工事会社で、マーケティング担当として入社しましたが、しばらくしてから東証グロース上場を目指すため、経営企画部長としてIPO担当も任されたんです。上場のための業務は本当に激務でした。
マーケティング領域で会社を伸ばしていきたかったのですが、マーケティングの他にシステム、人事、総務と会社全体を見なければいけないことになった。審査期間は通常業務を行いながら、毎週やってくる証券会社や東京証券取引所からの100問に及ぶ質問に、1週間以内にミスなく、漏れなく回答しなくてはいけない。それを何週間も繰り返していく。コロナ禍でも会社の売上や利益目標を達成させていく攻めの部分と、セキュリティやコンプライアンス、内部監査など守りの部分を担いながら。無事に上場を果たして、今思うと燃え尽きちゃったのかもしれません。上場という明確なゴールを失い、不安や物足りなさも感じ始めていた。幅広い経験はできたけれど、またマーケティングに注力したいと思って転職を考え始めました。

Qこれまでずっとマーケティングをやっていたのですか?

大学卒業後の新卒時は、就職活動しませんでした。進学を考えていたのと、スーツを着たサラリーマンになりたくないなって。1年近くアルバイトをして次を探しているときに、知人に「うちの会社でアルバイト募集しているよ」と声を掛けられて、面接を受けたら「社員でもいいよ」とマーケターとして受かって。働き始めたら、意外と大学で学んだ行動心理学や認知心理学などとマーケティングは近いとわかり、これは学問の実践だなと気付いて面白くなり、そのまま10年以上その会社にいました。そこでは、新規プロジェクトの立ち上げ屋、もしくはクローズをやることが多かった。失敗を含めていろいろな経験をして、その次が先ほどの住宅設備EC運営会社です。

忙しいのは、どちらかというと好きなのかもしれないです。ゴールがあって、そこに到達するために紆余曲折しながらも前に進んで行きたい、みたいな気持ちは強いかもしれないですね。

NODEを選んだ決め手は?

コンサルというと、戦略を立てて納品して完了、または企業の課題に対してシステムを提案して導入してもらったら終わりみたいな会社が多いイメージでした。大事なのはその後ですよね。提案した戦略を実行して、導入したシステムを運用することで本来その会社が抱えていた課題を解決して、売り上げや利益、従業員の満足度を上げるなど、変革を実践しないと意味がない。言葉は悪いですが、納品して投げっ放しにする会社もある中で、NODEはビジネスグロースというソリューションもあり、実行するところまで責任を持って支援しているのがいいなと思いました。

状況の変化を待ちながら、
諦めず、努力して、行動し続ける

Q今はどんな仕事を担当されていますか?

大手生命保険会社のプロジェクトです。LINEやメールなどの広告を通じてカスタマーへ情報を送り、サービスの体験版をお申し込みいただいたり、体験版から有償版を利用いただいたりするためのマーケティング、ナーチャリングのご支援を担当しています。

Q 仕事で面白いこと、難しいことは?

前職が事業会社だったので、極端に言うと自分が決めたことをそのまま実行することもできました。難しいと感じるのは、クライアントに論点に仮説や根拠、スケジュールなどを示して、最終的には決定してもらわないといけないこと。先方の個人個人の考え方、上下間や組織間の意見の不一致を解いていきながら、合意を得ていくプロセスをすごく課題に感じています。
ぶっちゃけると、面白さはまだ感じられていません。ただ、クライアントの課題を解きに行く過程の中で、少しずつ先方との距離感が縮まり、一緒に解決に向かって前進していると感じた時はちょっと嬉しいですね。

Q仕事で大切にしていることは?

「諦めない」ことです。目標やゴールがあるとき、達成に向けてスムーズに進むのはまれで、多くの場合は頑張っても前に進めない、大きな障壁がありますよね。これまでの経験で、時間が経ないと解決しないものもあると感じています。諦めず、努力して、行動し続ける。そうすると状況が急に変わったりする、糸口が見つかる。諦めないという気持ちは、自分の根底に大きなものとしてあります。

いいものを知る機会を提供して、
精神的な豊さを届けたい

QNODEはどんな会社ですか?

NODEとして幅広い案件に携わっているので、事業会社が長かった自分からすると、領域を超えていろんな業種やサービスに触れ合えるのがすごく魅力です。社員同士での情報や意見の交換も活発ですし。

入社してすぐは、一般的な会社よりもある意味バラバラな個の集まりで、人間関係が希薄だと思っていました。でも働くうちに見え方が変わり、今は一人一人の個性を認めて、得手不得手を含めてカバーし合い、星々の関係のようにお互いに重力や引力で影響し合って良い関係を作りながら、大きな宇宙のようにNODE全体のコミュニティを形作っているように感じています。
面倒見のいい人もいれば、そうじゃない人もいるけど、NODEコミュニティ全体で見ると面倒見がいい。それがわかると、いるのが楽になるんじゃないかなって思う。

Q夢や目標はありますか?

世の中にはいいもの、いいサービスがたくさん存在しますよね。でも、日々の生活の中で欲しいものがあったとしても、一番欲しいものにまでたどり着けるかどうかわからない。その人にとってよりいいもの、いいサービスを知って利用してもらえる機会提供をしたいと思っています。

もっと狭めていうと、自分は学生時代には絵を描いたり舞台に携わったり、今は陶芸をしていて、芸術——美術、音楽などの人の感性を豊かにするものにすごく興味があるんです。
例えば創作者は、自分の作品をお客さんに見に来てもらって、お金を払ってもらえないと生活できないし、よりよい創作ができません。一方で消費者も、例えばこだわりのないグラスでお酒を飲むより、気に入った、いい器で飲んだ方がおいしく感じて、心が豊かになれると思います。創作する人たちの作品を知ってもらい、利用してもらうことによって、双方が幸せになる。人々に精神的、感性的に豊かになってもらえる、そんな仕組みづくりに携わっていきたいです。

田中 大生(Taiki Tanaka)

1978年、東京都生まれ、千葉県育ち。駒澤大学 文学部 社会学科 心理学コース卒。不動産系WEB・ITコンサル企業、住宅設備のEC運営会社を経て、NODEに入社。趣味は、陶芸、テニス、家庭菜園、読書。舞台照明やオペラ出演経験もあり、芸術や文学を愛している。テニスのフォアハンドがずっと苦手だったが、最近になって実は左利きだったことに気付いた。

取材・文/竹本紗梨 写真/雨森希紀 ヘアメイク/大波苑佳 編集/丸山央里絵

| 活躍するメンバー

企業変革のために、人の「NODE」をつなぐ流儀
金 均

代表取締役

諦めず、泥臭く。クライアントとユーザーの幸せを求めて
合田 未怜

NODE 取締役 コンサルティング事業担当

約束以上の成果を。もがいて見つけた一つの答え
豊永 泰士

ディレクター

ミッドライフクライシスに葛藤しつつ、価値創出に力を尽くす
細井 睦弘

コンサルタント

立場を越えたアイデアで、顧客を幸せにするサービスを
伊藤 英里

コンサルタント

話術が得意の営業から、飛び込んだコンサル道
栗原 賢

コンサルタント

未体験の挑戦を続けて、自己の可能性を広げていく
森 ゆき

ウェブディレクター

コンサルの世界で、見習いからコンサートマスターへ
山内 健太郎

コンサルタント

「仕事って愛なんだよね」15年越しに実感した真実
松本 裕代

コンサルタント

立ち止まらず手を動かし続け、前へ進んでいく
田中 駿祐

コンサルタント

高い視座と深い思考力、自分の強みを求めて
伊藤 翔一郎

コンサルタント

NODEコミュニティという面白い船に乗っていたい
林 賢介

セールス統括・ディレクター

物事の本質を見つめ、良い社会を作っていく
谷相 圭一

コンサルタント

考え抜き、経験を積み、勝率を上げていく
加藤 拓斗

コンサルタント

「なかった頃には戻れない」という物やサービスを世に出すために
石田 直行

コンサルタント

おしゃれなものの社会的価値を上げる第一人者になりたい
市川 由佳

コンサルタント

情報、人、会社、そして歴史をつなぐ観察眼
相澤 利彦

顧問・イノベーションプロデューサー

人に価値をもたらす最後の一手はカルチャーを生み出す力
竹内 崇也

エグゼクティブディレクター

複業を楽しくするニュートラルな選択
堀込 泰三

客員ディレクター

人と環境の間に生まれる意味を、コミュニティにつなぐ
前田 俊幸

コンサルタント

ルールの最小化で創造性を導く、インフラ構築を
西澤 篤央

コンサルタント

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