Member Interview - メンバーインタビュー

考え抜き、経験を積み、勝率を上げていく

加藤 拓斗(Takuto Kato)
NODE コンサルタント

生意気だと自認し、NODE代表の金には「ふてぶてしい」とまで言われた加藤 拓斗。その根底には「自由に生きたい」という強い思いと、目標のために努力を惜しまない姿がありました。広告代理店から転職してきた彼の目に、コンサルタントの世界はどう映っているのか。NODEでの仕事、価値を出すために行っていること、そして将来の夢について聞きました。

コンサル業界で異色の現場主義、ここでなら価値をつくれる

Q NODEに入社したきっかけを教えてください。

前職のウェブ系広告代理店で新規事業を立ち上げようとなって、リサーチのため、DX関連のさまざまな会社に市場の情報を聞きに行っていたんです。テクノロジーやデータ解析を前面に出している会社が多い中、「現場でゴリゴリやってます」というNODEは異色で、面白いなと思いました。
その頃、僕は新規事業立ち上げと同時に、年間で配信を任せていただいたお客さまに1年間ずっと並走していました。けれども翌年は更新いただけず、他の代理店が選ばれました。ご提案時に描いたものを、絵に描いた餅のままにしてしまったのが原因です。提案力・企画力だけでなく、現場を動かし、社内と社外も巻き込んで新しいシステムや価値を知ることの大切さを思い知りました。そのとき、浮ついた話を何一つしなかったNODEの人たちのことを思い出し、NODEでなら自分も絵ではなく餅がつくれそうだと思ったんです。

Q 入社してみていかがでしたか?

広告業界はピラミッド構造で、超大手代理店から順に明確な序列があります。それに慣れていたけれど、NODEにそんな序列はなく、個人事業主の“組合”みたいで新鮮でした。
面白いと思ったのは、広告業界では提案書よりも、動画やグラフィックなどの納品物がカッコよければそれでいいところがある。でもNODEの場合、「なぜ動画をつくるのか」「なぜこのグラフィックなのか」というところから考えて、極端に言えばそこを突き詰めるのに99%の時間を費やす。そこまで深く徹底的に考えるのは楽しいし、斬新ですね。コンサル業界の納品物であるパワーポイントも、一言一句とことんこだわって完成させる。受注されなかったら0円の提案書でもです。カルチャーショックでした。

Q 今はどんなお仕事をしていますか?

大手生命保険会社で、業務プロセスをデジタル化していくプロジェクトを担当しています。見込み顧客にメールなどで有益な情報提供することによって確度を高めて、営業現場につないでいく「リードナーチャリング」って言われる領域ですね。とても販売が難しいけれど人の一生に関わってくるような重要な商材を扱っているので、その業務プロセス改善は調整難易度こそ高いですが、とてもやりがいがあります。

必要なのは、すぐ専門性をキャッチアップできる成長力

Q これまでの仕事と違いを感じた点は?

NODEのすごいところは、提案するだけじゃなく提案した内容を「実際に証明してみせます」と先方と一緒に現場で実践までしにいくところ。その業界のプロであるクライアントの方たちに、提案した運用方法を僕らが試しにやって見ていただいたり、実際にやっていただいたりするんです。しかも短期間でプロジェクトや仕事内容が変わる度に、都度キャッチアップして、その道のプロにご提言しなくちゃならない。コンサルは、論理的思考能力はもちろん大事ですが、成長力がないとやっていけないと思いました。NODEで一番に学んだものは打たれ強さです。

Q 加藤さんにとってNODEはどんな場所ですか?

動物園です。この人とこの人は似ているというのがなくて。一人一人がライオンだったり、ゴリラだったり、生物として際立っている個々の強さがある。NODEはそれを入れる箱なんじゃないかなと思うんです。代表の金さんを動物に例えるならペンギン。かわいくて、一番集客力がある(笑)。

Q そんな「個が強い集団」の中で加藤さんの強みは?

数字にはめっちゃ強いです。小学生時代から好きで円周率500桁を覚えてました。学問として学びたい気持ちもあったんですけど、数字がどう使われるのか、実際、世の中にどう役に立つのかを突き詰めたくて、経営数字のほうにわりと興味を持ちました。
もともと広告代理店時代はクリエイティブをやっていたんですよ。でも動画をつくったり、面白いアイデアを出す才能では、早々に負けるとわかりました。突飛(とっぴ)なアイデアに飛びつかず、数値だけを見ていましたね。過去の配信やテレビ露出でよかった原因を分析し、他のクリエイターは見ていないデータベースから成功するファクトをまとめる。だから、クリエイターの中で唯一と言っていいほど数値分析が得意でした。

自由に生き、誰かの役に立てる、その力がほしい

Q 目指す姿はありますか?

NODEに来たきっかけでもありますが、自由になりたいんです。知らない世界を見たい。例えばいきなり言葉が通じない国に放り込まれたとしても、なんとか生きていける強さがほしい。どこでも通用できる力がほしい。僕はそれが一番の自由だと思っています。
「俺が思い描いていた人生はこれだ」と思ったのが、ディスカバリーチャンネルの『億万長者の挑戦〜正体隠して1億円稼げ!無一文からの90日間ビジネスサバイバル』という番組に出ていた人物。超有名な企業を創業した実在の経営者に100ドルだけ持たせて、まったく知らない土地で、3カ月で1億円のビジネスを立ち上げられるかをチャレンジしてもらう企画です。その人は、最初に車を修理して転売して資金を稼ぎ、最後は見事にバーベキュー企業を立ち上げる。本人は肉の焼き方も知らないんですけど、肉を焼くのがうまい人を見つけて、「こういうことをやりたい、手伝ってくれ。お金はこれから稼ぐから」と口説くんです。すごいこの人自由だなと思いました。まだそのレベルには全然至っていないのは自覚しています。人に何かしてもらうためには、自分なりに何か人の役に立つことをできないといけません。

Q 将来の夢は?

親父の会社を買収することですね。この前「やれるもんならやってみろ」と言われました。20億円ぐらいあればいけます。もう一つの夢は、ポーカーの世界大会で優勝すること。ポーカーは「生計を立てられるギャンブル」なんです。実力8割、運2割で、地道に実力がたまっていくのが、仕事にも似ていて面白いなぁと思ってます。勝率を計算して、大きく勝って、小さく負ける。でも、ポーカーで暮らしたいわけではなくて。仕事もポーカーも好きですけど、人生を捧げるというより、自由に生きたい気持ちの方が強いかもしれないですね。

Q 加藤さんにとってコンサルとは?

コンサルは面白い。その道のプロたちに部外者が入り込み、いろんな手段を使ってプロジェクトを成功に導くという、ハードかつやりがいのある職業です。自分の「やりたい」気持ちより、「やりたいことがあるけれど困っている人を助ける」利他的な精神を持っている人が多いように感じます。しかも、ただやりたいことをかなえるだけでなく、「本当にやりたいことはこういうことですよね」と一歩引いた目線で、お客さまが真に実現したいことを明らかにして形にしていくというコンサル独自のやりがいもあります。

Qいざコンサルになって日々どう感じていますか?

最初はコンサル見習いのようで、うまくいきませんでした。実際もじもじしていて。でも結局はやるしかないし、遠慮していても仕方ない。現時点で自分ができる最大限のことをやり切るしかないと思っています。
僕が大事にしているモットーは、「確率は必ず収束する」ということ。勝つ確率が30%なら、最初の3回負けたとしても、100回やれば30回勝てるんです。僕が今プロジェクトで価値を出せる勝率が10%だとして、90%はボコボコになる。でも10回、20回やっていけば1、2回は成功できる。その勝因を分析して、確率を1%でも2%でも増やしていく、そういう戦いをやっています。

加藤 拓斗(Takuto Kato)

1997年、佐賀県生まれ福岡県育ち。大手広告代理店入社後、クリエイティブ、ストラテジックプランナーを経験し、NODEに転職。趣味は紙飛行機で、紙の強度や角度を計算して50メートル以上飛ばす。音楽フェス、フードフェス、お祭りが好きで、知らない町の祭りに参加して、地元の人と一緒に盛り上がる時間が楽しい。

取材・文/竹本紗梨 写真/雨森希紀 ヘアメイク/江頭亮子 編集/丸山央里絵(Funday)

| 活躍するメンバー

企業変革のために、人の「NODE」をつなぐ流儀
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代表取締役

諦めず、泥臭く。クライアントとユーザーの幸せを求めて
合田 未怜

ディレクター

約束以上の成果を。もがいて見つけた一つの答え
豊永 泰士

ディレクター

ミッドライフクライシスに葛藤しつつ、価値創出に力を尽くす
細井 睦弘

コンサルタント

立場を越えたアイデアで、顧客を幸せにするサービスを
伊藤 英里

コンサルタント

話術が得意の営業から、飛び込んだコンサル道
栗原 賢

コンサルタント

未体験の挑戦を続けて、自己の可能性を広げていく
森 ゆき

ウェブディレクター

コンサルの世界で、見習いからコンサートマスターへ
山内 健太郎

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「仕事って愛なんだよね」15年越しに実感した真実
松本 裕代

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立ち止まらず手を動かし続け、前へ進んでいく
田中 駿祐

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高い視座と深い思考力、自分の強みを求めて
伊藤 翔一郎

コンサルタント

NODEコミュニティという面白い船に乗っていたい
林 賢介

セールス統括・ディレクター

物事の本質を見つめ、良い社会を作っていく
谷相 圭一

コンサルタント

状況は変わる、変えられる。
だから諦めず、粘り強く前へ

田中 大生

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「なかった頃には戻れない」という物やサービスを世に出すために
石田 直行

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おしゃれなものの社会的価値を上げる第一人者になりたい
市川 由佳

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情報、人、会社、そして歴史をつなぐ観察眼
相澤 利彦

顧問・イノベーションプロデューサー

人に価値をもたらす最後の一手はカルチャーを生み出す力
竹内 崇也

エグゼクティブディレクター

複業を楽しくするニュートラルな選択
堀込 泰三

客員ディレクター

人と環境の間に生まれる意味を、コミュニティにつなぐ
前田 俊幸

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ルールの最小化で創造性を導く、インフラ構築を
西澤 篤央

コンサルタント

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