NODEへの転職を機に、地元の大阪から上京してきた浅香 夏美。コンサルタントという仕事への初挑戦、東京で初めての一人暮らし、知り合いのいない職場環境……何もかもが新しいチャレンジだったと振り返ります。コンサルタント未経験で入社した立場から見たNODEという会社、そして仕事のやりがいや今後の目標について、率直な思いを語ってもらいました。
前職は、新卒で入社した損害保険会社で代理店営業をしていました。大学を卒業して大きな企業に入るルートが自分には合っていると考えていましたが、5年間勤めて、もっと自由な環境でステップアップしてみたいと思ったんです。もう一つは学生時代から東京で働きたいという思いがずっとあり、NODEへの転職をきっかけに上京することにしました。
普通、会社側からすると、私みたいなコンサル未経験、その上東京に慣れていない人を採用するのはリスクが高いですよね。最終面接で、代表の金さんと話すタイミングがあって、私の話を聞き、「面白いね、いいじゃん東京来れば」と笑って言ってくれたんです。不安を大きく受け止めてくれたことで、安心して東京に行けると入社を決意しました。
前の会社は、定年までいるのが当たり前の環境で、転職にポジティブなイメージを持っている人が少なかったんです。最初は憧れで上京を決めましたが、来てみるとこちらにはいろいろな価値観を持った方がいて、お互いを認め合う空気が新鮮でした。NODEには中途入社のメンバーがたくさんいて、それぞれ活躍してきた能力を活かして仕事をしている姿を見て、張りつめていた気持ちが楽になりました。
昨日まさに一つのプロジェクトが終了したところです。ある地方都市にある商業施設を経営されている企業さまの支援で、先方の若手社員のアイデアを抽出し、今後どう経営に生かしていくのか、ファシリテーターとして調査を進めていき、コンサルタントとして中長期方針を提案するプロジェクトがあり、そこにサポートとして入らせてもらいました。
現地視察では発見がとても多くありました。事前に話し合って、仮説を立てていましたが、実際にその土地に行って周辺の街を歩き回り、商業施設の店舗の中を歩いてみることで、肌で感じることが多く、ただオフィスで考えているだけでは気付けなかったことに驚き、現地に足を運んでよかったと実感しました。
自分では自分の強みはよくわかりませんが、プロジェクトの現地ユーザー調査で「意外と断られない」という特長がありました。アンケート調査は断られることが多いと聞いていたのですが、意外とアンケートに多く協力してもらえて、人当たりの良さがあるのではないでしょうかと上司の方には評価してもらえました。きちんとした格好を意識して、ジャケットを着てはいましたが、怪しまれない強みがあるようです(笑)。
入社してすぐに担当した他のプロジェクトでも、利用者さんに向けたメール案内文の提案を行ったのですが、ターゲットの方たちに寄り添っているような文章だと言ってもらえて……。損害保険会社での営業経験が、思いがけないところで評価されました。
一人一人を見ると、バラバラの経歴を持っていたり、仕事に対するスタンスにもそれぞれに強い個性があったりするのですが、その上で考え方が一切偏ることなく、「NODEとして良いものをつくろう」という共通の思いがあって。その思いがあるから、それぞれの強みを生かして頑張れる場所だなと思っています。
私は入社して間もないときは、社内会議で発言することをためらいがちでした。でも、代表の金さんも皆さんも「気にしなくていい」と。私は新宿伊勢丹や表参道に行くだけで、おしゃれさにテンションが上がりますが、「その感覚を大事にして、自分が好きで得意な分野において感じたことはどんどん言えばいい」と言われました。NODEは個人の特性や個性を認めてくれて、かつ一緒に頑張っていこうと応援してくれる場所です。
先ほどの地方都市のプロジェクトです。私は東京に憧れて上京した側ですが、それぞれの地方都市に留まる若い人たちには、自分とはまた別の価値観があります。仮説と言ったら大げさかもしれませんが、そこには安定志向で、リスクを避ける考えがあるように思っていました。そこで、ユーザー調査を行う中で、地元の友人や前職の同僚にも電話して話を聞き、住み慣れた街で仕事をしている人たちの気持ちを言語化しました。それをディレクターに提案したところ、ターゲット層の言葉として資料の一部に採用されたんです。日々、自分の未熟さを感じることは多いながらも、少しでも役に立てたことが嬉しかったです。
現地調査をしたからこそ、仮説を超える答えが形になったこともまた喜びでした。地方都市に暮らす人たちは、安定性や居心地の良さにプラスして、その土地に住んでいることのプライドや、独自の文化を持つことが見えてきて、商業施設がその街のシンボルになり得る方向性が打ち出せたことは収穫でした。
本当に難しいです。不確実な状況の中、なんとか主体的にプロジェクトを形にしていく中でも、先輩の皆さんはクライアントの要望と、自分の「こうしたらもっとよくなる」という思いを擦り合わせて、意志を持って仕事をされています。今の私にとっては、ものすごく難しいことですが、スキルや経験が付いてくると、きっとそこにやりがいや楽しさを感じられるのではないかと思っています。主体的に動き、周りのプロジェクトメンバーを巻き込み、クライアントに満足していただけるような仕事をすることが今の目標です。
1994年、大阪府生まれ。関西学院大学 商学部卒。大手損害保険会社に入社後、営業を5年間経験し、NODEに転職。東京に来てからは、食べログ上位の飲食店巡りが趣味。町中華やおしゃれ中華を巡るが、まだリピートしたい店には出会えていない。仕事にもう少し慣れて、家で自炊する時間を確保したい、手の込んだ料理を作りたいと思う今日この頃。
企業変革のために、人の「NODE」をつなぐ流儀
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