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INTERVIEW

約束以上の成果を。不器用な自分がもがいて見つけた一つの答え

NODE コンサルティング事業統括 豊永泰士(とよなが たいし)

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  • NODE2020年1月11日
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豊永泰士(とよなが たいし)

ヒトはなぜ働くのでしょう? 変えたい社会、築きたい功績、成し遂げたい野望。さまざまな感情が動機に変わり、働くという行動に移します。その動機には「こうしたい!」「これが好き!」というオフェンシブな感情ばかりが含まれるわけではありません。
ここにいる一人の男性は、周囲の状況に感じる嫌な気分や時に怒りを覚える感情を糧にしてきました。豊永泰士(とよながたいし)の原動力には、クライアントの要望が秘める可能性を押し広げるバリューが含まれているのです。

周囲に感じてきた、嫌な気分

周囲に感じてきた、嫌な気分

Qどんな学生時代を過ごしましたか?

中学生の頃から進学校に通いましたが、大学受験に向けた勉強など一切なく、自由な校風で好きなことをして過ごし、楽しく生きていました。その結果、成績が非常に芳しくないこともあり、自主退学という形で東京から福岡に転校し、福岡の県立高校に通いました。
転校先の高校では、とにもかくにも国立大学に行くぞ!と先生が生徒を鼓舞し、生徒もそれにしたがって勉強していた気がします。中学校は個々人がのびのび過ごせる環境だったため、大学に無思考に行くことに疑問を覚え、高校時代はあまり良い思い出がないです。

特に高校三年生の頃は、受験が終わるまで勉強はしない、と決めていて。授業に出席することは少なく、1日の前半が終わった頃に通学して、後半の授業中は寝ることが多かったですし、放課後に友達とゲームセンターで遊んで、そのあとアルバイトに行って帰宅するような生活をしていました。周りにならって動くのがあまり好きじゃなかったのかもしれません。

Q嫌なことを感じがちな性分は、仕事にも通じますか?

品質が低いままや、中途半端な出来でもいいという仕事、予定調和な仕事はあまりやっていきたくないと、経験上、思います。

新卒入社した会社で、ある経験をしてから、特にそう考えるようになりました。同期入社のみんなは賢い人が多くて、入社してまもなく「こうすれば会社として大丈夫」と思われる妥当なラインでまとめることができていたんです。それを揶揄することができるような実力は私になく、劣等生でもありました。
そんな私に、1年目から先輩が教えてくれていたことがあります。それは、「クライアントが支払う金額以上でバリューを返すことが、仕事なんだ」ということ。頭では理解できていたんですが、体感できたのは3年目の頃です。

丸2年が過ぎて、はじめて一人で特定の領域のマネージメントを担当させてもらえるようになった時。周囲が平均点を出すような仕事をしていることに不満を持っていた私は、平均点だと思われないアウトプットを出すぞという強い意識で仕事に望みました。すると、クライアントや周囲から認めてもらう瞬間を迎えることができた。金額以上の成果を残す仕事はこれだと思ったんです。

金額以上の成果を残す仕事

金額以上の成果を残す仕事

Q金額以上の成果を残すために、どんなことをしますか?

これといったフローが決まっているわけではありません。例えば、データ分析の結果をレポートする際に、データだけを見ていれば凡その答えを導くことはできますが、そこで諦めてしまわないようにする。誰でもできるであろうことを整理して納品するのもバリューの一つですが、その先を超えたところにある成果を目指します。

データを見たり、ユーザーインタビューをしたりするだけでなく、関連書籍を読み込んだり、ネットサーフィンで近しい情報を集めてきたり、クライアントに渡す際の知見がデータの印象以上になることにこだわるんです。

Q必要以上の納品物を渡すことにはなりませんか?

分けて考えるようにしています。このクライアントは何を求めているのか。金額以上の成果を望む相手だと、経験的に理解できた場合に、それを目指すようにしています。ビジネスなので、私の大事にしている基準を周りに押し付けるようなことはしないんですよ。

Q豊永さんにとって、達成感を覚える瞬間はありますか?

やっぱり、人とは違う成果を出せる段階にたどり着いた一瞬は、面白いと思えます。

Qその瞬間に向かう原動力は何ですか?

怒りに似た気持ちかもしれません。以前、私の仕事を否定してきた同僚の仕事を引き継ぐことになった時、それまで彼が提出してきた過去の資料をすべて読んで、これを超えようと頑張ったことがあるんです。だから、これはやりたくないとか、こうはなりたくない、という気持ちがモチベーションになるんだと思います。

Qネガティブな気分になる状況を教えてください。

クライアントに対して、嫌な気分になることはありません。ただ、組織の中でなることはあります。

これまで働いてきた職場では、新人コンサルタントに仕事を渡さなかったり、教育が不十分になりがちだったりする場面がありました。そういう時、そこに加担することはしたくありません。その勤務先はコンサルタント一人ひとりが個人商店のように働くことが社風になっていたので、クライアントの信頼を得ていた私が発注をいただいてきて、その案件を新人コンサルタントと一緒に伴走して取り組むようにしてきました。

幸せを力に変える新しい環境

幸せを力に変える新しい環境

Q NODEに転職しようと思った理由は?

前職に不満はなくて、取り立ててあげるような理由がないから、後輩に理由を尋ねられても答えにくいのが実際のところ。それでも転職した理由をあげるなら、このまま劣化していくことに不安を感じたのかもしれません。前職では定型的な働き方を継続することが求められていました。それを続けることも苦労はありませんでした。

ただ苦労していない時に、ふと自分が成長できていないんじゃないかと感じたんです。NODE代表の金とはそれよりも以前に同じ職場に勤務していたことがあり、私の働き方を知ってくれていました。私自身、金の働き方に好意を持っていること、そして金には私の働き方の良さも悪さも理解しながら受け入れてくれる人柄があること。それがNODEに転職した理由のひとつでもあります。

Q豊永さんには幸せを感じる瞬間がありますか?

仕事で快感を覚える時と、幸せを感じる瞬間は異なっていて。プライベートで幸せだと思うことが多いです。
帰宅すれば、妻と子どもが迎えてくれるんですが、そんな家族との時間に、幸せを感じる瞬間が訪れますね。例えば、子どもを連れて茨城県水戸市に行った時。千波湖の周囲3kmほどを一緒に散歩していた時間は幸せでした。あるいは、一昨日訪れた東上野の寿湯という銭湯でサウナに1時間入った後、ゆっくり冷水に使った瞬間に、「幸せだなぁ〜」って。

日々の暮らしに幸せを感じていられる時ほど、仕事もうまくいくパターンができあがっています。私には体力が少なく、1、2件のプロジェクトを抱えていたら疲れてきてしまうくらい小さなエネルギーしかないんですが、そのエネルギーが幸せを感じていると最大化されるんです。

Q豊永さんにとってNODEとは?

金額以上の成果を返すという“仕事”を、“仕事”のまま取り組んでいける場だと思います。純粋にクライアントと交わした約束を守るために、粘り強く考え続けることが私の武器。教科書的なコンサルティングだけでなく、仕事と人格を一体化してクライアントに向き合う魅力を持つ金と、一緒に働くことで、易きに流れやすい面がある自分も、より良い方向に向かっていけるかなと思うんです。

そんなことの一つひとつが、不器用な人間ながらもがいて見つけた自分なりの答えでもあります。

豊永泰士(Taishi Toyonaga)

1984年、大阪府生まれ埼玉育ち。早稲田大学法学部を卒業し、都内のコンサルタント会社に新卒入社。デジタルマーケティングのコンサルティング経験を積み、外資系大手のITコンサルタントに転職。データ分析や要件定義の経験を積みながら、「厳しく仕事をして、楽しく飲める環境」を求めて、2020年1月に株式会社NODE入社。妻と子どもとゆっくり過ごす、何気ない休日の時間がいちばんの幸せ。

取材・文/新井作文店 写真/雨森希紀 スタイリング/押木香代子 ヘアメイク/江頭亮子 デザイン/吉川 渉 構成・ディレクション/丸山央里絵

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